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【検証】マンションの5階まで毎日階段で上ったら1年で何m? 計算してみた結果 → 富士山2回分。でもエベレストにはあと89m届かなかった

【検証】マンションの5階まで毎日階段で上ったら1年で何m? 計算してみた結果 → 富士山2回分。でもエベレストにはあと89m届かなかった

Dekiマガ編集部
2026
年
11
月
04
日

「……エレベーター、来ないな」

マンションの1階で、エレベーターの表示が「8」「7」「6」とゆっくり降りてくるのを眺める時間。たかだか30秒ほどなのに、あの待ち時間はなぜか妙に長く感じる。

しかも、やっと動き出したと思ったら途中の階で止まる。ゴミ出しの人、宅配便の人、ベビーカーの人。急いでいるときに限って、いろんな階に寄り道してくれるのだ。

だったら、もう階段で上ればいいんじゃないか。

5階くらいなら、階段でも1分ちょっとで着く。待ち時間のイライラもなくなるし、運動不足の解消にもなりそうだ。

……と思ったものの、ここでふと疑問がわいた。5階まで階段で上ったところで、高さにすればたった十数m。それって運動として意味があるのだろうか。

そこまで気になるなら、確かめてやろうじゃないか。

というわけで今回は、エレベーターを使わずに毎日階段で上ったら、1年でどれくらいの高さを上ることになるのかを、大真面目に計算してみることにした。ついでに消費カロリーも出してみる。

条件はこうだ(モデルケース)。
・マンションの5階に住んでいる
・1階分の高さは約3m
・1日2回、1階から5階まで階段で上る(仕事からの帰宅時と、買い物から帰ってきたとき)
・数えるのは上りだけ。下りは含めない

まずは1回分からいってみよう!

1回12m。……地味すぎる

1階から5階までは、階段で上るのは4階分だ。1階分を3mとすると、3m×4階分で……

1回12m。

……地味すぎる。

4階建てのビルの屋上くらいの高さである。わざわざ数字にするほどのものでもない。5階に着いたときに、少し息が上がるくらいの運動量だろう。

気を取り直して、1日2回上った場合を計算してみる。

1日24m。

8階建てのビルくらいだ。うーん、まだ地味。

横にすると、学校のプール(25m)の長さにも届かない。1日かけて、プール1往復どころか片道にも足りない高さしか上っていないのである。

正直、ここまでの数字を見る限り、運動不足が解消するとはとても思えない。だが、1日24mでも毎日続ければ、少しずつ積み上がっていくはずだ。ここからは、1日ずつ高さを足していってみよう。

1年で8,760m。富士山を2回以上登っていた

まずは1週間。24m×7日で……

1週間で168m。

40階建てくらいのタワーマンションの高さになった。少しだけ、積み上がってきた感じがする。

次は東京タワー。高さは333mなので、333÷24で約14日。

約2週間で、東京タワー1本分。

さらに東京スカイツリーは634m。634÷24で……

約26日で、スカイツリー1本分。

1か月かからずに、スカイツリーのてっぺんに着いてしまった。地味だったはずの階段が、ちょっと楽しくなってきた。

この調子で、日本一の山にも挑んでみよう。富士山の高さは3,776m。3,776÷24で約157日。1月1日から始めたとすると……

6月の上旬に、富士山の山頂に到着。

5合目からではない。0mから山頂までを、マンションの階段だけで登り切った計算だ。本物の富士登山なら、山小屋に泊まって1泊2日がかりで登る人も多い。それを1回1分ちょっとずつ、5か月かけて登ったことになる。

そして、1年続けると24m×365日で……

1年で8,760m。

富士山に直すと、8,760÷3,776で……

富士山を、約2.3回登っている。

2回目の登頂は11月の中旬。大みそかの時点では、3回目の登山の標高約1,200m地点にいる。マンションの階段を上っていただけなのに、なかなかの登山家である。

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……となると、気になるのは、あの山だ。

エベレストまで、あと89m

世界最高峰、エベレスト。標高は8,849mだ。

1年分の8,760mと比べると……

エベレストまで、あと89m。

……惜しい!!!

89mといえば、マンション約30階分。1年間毎日階段を上り続けて、最後の最後で世界の頂点に届かない。山頂が見えたところで年が明けてしまうのである。

では、1日多いうるう年ならどうか。24m×366日で8,784m。

うるう年でも、あと65m足りない。

1日増えたくらいでは、まったく届かなかった。4年に1度のチャンスも、あっさり空振りである。

では、あと何回上れば届くのか。1回12mなので、89÷12で約7.4回。

1年で、あと8回だけ多く上ればエベレストに届く。

1年でたった8回。月に1回もない。それなのに、毎日2回をきっちり守っていると、毎年あと89mのところで年を越すことになる。30階分を一気に上るのはさすがにきついが、いつもの4階分をあと8回なら話はまったく違う。なんとも絶妙な高さに住んでいたものである。

消費カロリーは、おにぎり37個分

富士山を2回以上登ったのだから、さぞかしカロリーも消費しているはずだ。

国立健康・栄養研究所のメッツ表を見ると、階段を速く上る運動は8.8メッツ。数字だけ見ると、なかなかハードな運動である。

体重60kgの人が、1回1分(4階分)を1日2回上るとすると……

1日約18.5kcal。

……少ない!!

1日に直すと、おにぎり10分の1個分である。さっきまで富士山だエベレストだと盛り上がっていたのに、急に現実に引き戻された。きつい運動でも、1回1分では消費できるカロリーに限りがあるのだ。

1年に直すと約6,745kcal。おにぎり1個を約180kcalとすると、

1年で、おにぎり約37個分。

富士山を2回以上登って、おにぎり37個。高さとの落差がすごい。

ちなみに、階段を上っている時間は1日2分。1年でも約12時間、たった半日分である。半日分の階段で富士山2回分と考えれば、時間の使い方としてはかなり効率がいい。

もちろん、毎日続けていること自体に意味がないわけではない。ただ、「階段だけで痩せる」は、数字の上ではかなり厳しそうだ。

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出典:国立健康・栄養研究所「改訂版『身体活動のメッツ(METs)表』」

結論:1日3回上れば、エベレストに届く

計算をまとめるとこうなる。

・1日2回、5階まで階段で上ると1日24m、1年で8,760m
・富士山なら約2.3回分。でもエベレストにはあと89m届かない
・消費カロリーは1年で約6,745kcal。おにぎり約37個分

カロリーだけ見ると地味だが、高さで見ると話は別だ。1回1分ちょっとの階段が、1年で富士山2回分になる。運動の記録としては、なかなか誇らしい。エレベーターを待つ30秒にイライラしていた自分に、教えてあげたい数字である。

ただし、これはあくまで計算上の話である。1階分の高さはマンションによって違うし、雨の日や荷物が多い日は、さすがにエレベーターに乗りたくなるだろう。膝や足腰に不安がある人は無理をしないこと。上りだけ階段にして、下りはエレベーターにするのも手だ。

それにしても、あと89mである。

ちなみに1日3回上れば、36m×365日で1年13,140m。エベレストを余裕で越える。

エベレストに届くかどうかは、1日あと1回、階段を上るかどうかで決まる。

とりあえず明日は、ゴミ出しの帰りも階段にしようと思う。足りない8回分くらいは、これですぐに取り返せるはずだ。

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Dekiマガ編集部

お金と健康の編集チーム

大学生と20代の毎日に役立つ、お金と健康の知識をわかりやすく届ける編集チーム。専門家への取材と、今日から試せる具体性を大切にしています。

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