「月1,000円くらいだし、まあいいか」
サブスクを契約するとき、たぶん誰もが一度はこう思っている。月600円、1,000円、1,500円。1本ずつ見ると、そこまで高くない。そして契約したまま、存在を忘れる。
でも、そんなサービスが積み重なったら、毎月いくら払うことになるのか。
ちょっと怖いが、確かめてやろうじゃないか。
というわけで今回は、サブスクをあれこれ契約している30代会社員のモデルケースを作り、固定費を見直してみることにした。
条件はこうだ。
・契約中のサブスクは11本
・どれくらい使っているかは、記事用に設定したもの
・料金は記事制作時点のプラン
※この記事に登場する人物、利用頻度、明細は記事用に設定したモデルケースです。各サービスの料金は記事制作時点のプランをもとにしています。
まずは全部並べてみよう!
契約中のサブスクはこの11本だ。
・Netflix 1,590円
・Disney+ 1,250円
・U-NEXT 2,189円
・DAZN 4,200円
・Spotify 1,080円
・Amazonプライム 600円
・DMM英会話 4,880円
・Microsoft 365 2,130円
・iCloud+ 540円
・Nintendo Switch Online 400円
・Audible 1,500円
合計すると……
月2万359円。
高すぎるわ!
1年にすると24万4,308円。何が怖いって、自分もそう遠くない金額になっていそうなのが怖い。
特に目につくのが動画系だ。Netflix、Disney+、U-NEXT、DAZNの4本だけで月9,229円。見たい作品やスポーツがあるたびに足していった結果、動画だけで1万円近くになっている。
1本ずつなら「月1,000円ちょっとだし」と思えるのに、不思議なものである。これは一度、ちゃんと仕分けした方がよさそうだ。

仕分けのルールはシンプルに、この3つの質問だけにする。
・最後にいつ使った?
・なくなったら困る?
・料金に見合うほど使っている?
まずNetflix。週3〜4回は見ているので、残す。
Spotifyもほぼ毎日聴くので残す。Amazonプライムは配送などで毎月使っているし、Microsoft 365は仕事で週5日使う。iCloud+は写真の保存、Nintendo Switch Onlineも週1〜2回遊んでいる。この6本は、ひとまず残すことにした。
問題はここからだ。
Disney+は、見たかった作品を見終えてから2カ月ほど使っていない。U-NEXTも3カ月近く開いていない。DAZNは、見たかった大会が終わってからほとんど見ていない。
「また見るかもしれない」
解約しようとすると、必ずこの言葉が頭に浮かぶ。だが、2〜3カ月使っていないなら、その「また」は一体いつ来るのだろうか。
そしてDMM英会話。月額4,880円に対して、受けているのは月1回程度という設定だ。
1回4,880円。
毎月8レッスン受けられるプランなので、8回受ければ1回610円。月1回だと、その8倍である。契約しているだけで英語力が上がるなら最高だが、残念ながらそんな機能はない。
Audibleも3カ月使っていないので、解約候補へ。
結果、Disney+、U-NEXT、DAZN、DMM英会話、Audibleの5本が引っかかった。

さて、この5本を解約すると、いくら浮くのか。
Disney+ 1,250円、U-NEXT 2,189円、DAZN 4,200円、DMM英会話 4,880円、Audible 1,500円。足してみると、毎月1万4,019円だ。
ということは、月2万359円だったサブスク代が……
月6,340円。
やったぜ!
1年で計算すると、1万4,019円×12カ月で……
年間16万8,228円の削減。
1本ずつなら1,000円、2,000円の支払いでも、5本の1年分を足すと16万円を超える。ちなみにこれ、残したNetflixなら8年以上見られる金額である。8年!
しかも、毎週見ているNetflixや毎日聴いているSpotifyには手をつけていない。外したのは、ほとんど開いていなかった5本だけだ。
減る金額は契約しているサービスによって変わる。それでも、固定費の見直しで最初に探すなら、こういう「払っているのに使っていないもの」からだと思う。

計算結果をまとめるとこうなる。
・契約していたサブスク:11本で月2万359円(年24万4,308円)
・ほぼ使っていない5本を解約:月1万4,019円、年16万8,228円の削減
・残ったのは毎週・毎日使う6本で、月6,340円
ところで、サブスクの平均っていくらなんだろう。自分は人より使いすぎているのか、気になって検索したことがある人もいるかもしれない。
消費庁が公開している三菱UFJリサーチ&コンサルティングの資料によると、1月あたりのサブスクへの支払い額は、73.5%が2,000円以下だ。
ただ、平均と比べる前に、自分が何本契約していて毎月いくら払っているのかを確認した方が早い。今回のモデルケースも、1本ずつなら数百円〜数千円なのに、11本で2万円を超えていた。
やり方は簡単だ。銀行口座やクレジットカード、Moneytreeなどの明細を見て、毎月引き落とされているサービスを書き出す。あとは「最後に使ったのはいつ?」「なくなったら困る?」「似たサービスを重複して契約していない?」と1つずつ聞いていくだけである。
Netflixのように週に何度も見ているサービスや、仕事で使うMicrosoft 365は、そのまま残せばいい。怖いのは、使っていないのに「月1,000円くらいだし」と放置してしまうことだ。
契約した記憶はある。では、解約した記憶は?
……そう聞かれると、私もちょっと自信がない。とりあえず今夜、自分のカードの明細を開いてみようと思う。
参照:三菱UFJリサーチ&コンサルティング「サブスクリプション・サービスの動向整理(2019年12月9日)」
お金と健康の編集チーム
大学生と20代の毎日に役立つ、お金と健康の知識をわかりやすく届ける編集チーム。専門家への取材と、今日から試せる具体性を大切にしています。
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