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【検証】上司の口癖「1駅歩くと人生変わる」を真に受けて計算してみた結果 → 人生より先に家計簿が変わりそうだった

【検証】上司の口癖「1駅歩くと人生変わる」を真に受けて計算してみた結果 → 人生より先に家計簿が変わりそうだった

Dekiマガ編集部
2026
年
11
月
04
日

「1駅歩くと人生変わるぞ」

これは私の上司の口癖である。健康を意識し始めてから、帰りは1駅手前で降りて歩いているらしい。会議前の雑談でも、飲み会でも、隙あらばこの話が出てくる。正直、もう10回は聞いた。

そこまで言うなら、本当に変わるのか確かめてやろうじゃないか。

とはいえ、さすがに「人生」は計算できない。計算できるのは歩数とお金くらいだ。というわけで今回は、毎日1駅歩いたら1カ月で何がどれだけ変わるのかを、大真面目に計算してみることにした。ついでに、自分の先週の支払い履歴も見返してみる。

条件はこうだ。
・1駅=約1.5km
・月20日出勤で、帰りの片道だけ1駅歩く

まずは本丸の歩数からいってみよう!

1駅歩くと、1カ月で4万歩増える

歩幅を75cmとすると、1,500m÷0.75mで1駅は約2,000歩。これを月20日続けると……

2,000歩×20日=約4万歩。

4万歩! なんだかすごそうだ。1万歩でも効果がありそうなのに4万歩とは!

……と盛り上がったものの、正直4万歩と言われてもピンとこない。そこで、日本人が普段どれくらい歩いているのかと比べてみた。

厚生労働省の「国民健康・栄養調査」によると、20歳以上の1日の平均歩数は男性6,628歩、女性5,659歩。つまり4万歩は、男性なら約6日分、女性なら約7日分にあたる。

1駅歩くだけで、1カ月に「ほぼ1週間分」を上乗せで歩いている計算だ。

地味にすごくない? しかもジムに通うわけでも、夜に走るわけでもない。いつもの帰り道を1駅ぶん延ばすだけである。

ちなみに、私の普段の歩数をFitbitで見てみると、1日6,000歩前後。ここに2,000歩を足すと8,000歩になる。

厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」では、成人の目安として「1日約8,000歩以上」に相当する身体活動を挙げている。

1駅で、ちょうど国の目安に届くわけだ。……思ったより優秀じゃないか、1駅。

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健康面はかなり期待できそうだ。こうなると欲が出てくる。1駅手前で降りるなら、交通費も安くなるのでは?

参照:厚生労働省「国民健康・栄養調査」(2023年)/「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」

交通費は月400円浮く。……地味!

1駅短く乗ると、IC運賃が片道20円安くなるとしよう。月20日なら、20円×20日で……

月400円の節約。

いや、400円も大事だ。缶コーヒーなら3本は買えるし、1年続ければ4,800円になる。でも、毎日1.5km歩いたご褒美として財布から返ってくる拍手にしては、ちょっと小さい。パチパチ……くらいの音量である。

しかも運賃は路線や区間によって違う。1駅手前で降りても料金が変わらないこともあるし、定期券ならそもそも1円も安くならない。「1駅歩く=交通費が浮く」とは限らないのだ。

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お金の話は、ここで企画終了でもおかしくない。だが、上司の「人生変わる」はまだ耳に残っている。

そこで視点を変えてみた。電車賃ではなく、帰り道に何にお金を使っているのか。……思い当たるフシがある。

先週の明細を見返したら、コンビニに寄りすぎていた

というわけで、Moneytreeで先週の自分の明細を開いてみた。

……コンビニ、多くない?

帰り道のコンビニは週3回、合計1,350円。買っていたのはお茶、グミ、なんとなく手に取ったホットスナック。1回あたり450円で、どれも「ちょっと買っただけ」のつもりだった。

キャプション:モデルケースとして作成した架空データ

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だが、このペースで1カ月(4週)続くと12回、5,400円。1回はワンコイン以下なのに、並べるとなかなかの金額である。

そこで、1駅歩くのとセットで、ルールを1つ追加してみた。

「帰りのコンビニは週1回まで。ほかの日は寄らずにそのまま歩いて帰る」

もちろん、歩いたからといって勝手にコンビニに行かなくなるわけではない。これは「1駅歩く」と「寄り道を減らす」をセットにしたらどうなるか、という追加ルールでの試算だ。

すると、コンビニは月12回から4回に減り、支出は5,400円から1,800円へ。差額は3,600円になる。

ここに、さっきの交通費400円を足すと……

月4,000円。

いや、悪くない金額だよ!!!

1年続ければ4万8,000円。歩数の話をしていたはずが、気づけば年間5万円近い話になっている。

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ただし冷静になろう。この金額の大半は「コンビニに寄らない」ルールのおかげで、1駅歩くだけで5万円浮くわけではない。ここを混ぜると危険だ。

それでも、帰り道を1つ変えると、その途中の「ついで買い」まで目に入るようになる。今回いちばん効きそうだったのは、交通費ではなく、この“ついで”のお金だった。

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結論:人生より先に、家計簿が変わる(かもしれない)

計算結果をまとめるとこうなる。

・歩数:月約4万歩アップ(平均歩数のほぼ1週間分)
・交通費:月400円の節約(路線や定期券によってはゼロ)
・寄り道ルールもセットにすると:月4,000円、年4万8,000円の差

人生が変わるかと言われると、正直わからない。通勤ルートも運賃も、普段の歩数も買い物のクセも人それぞれだし、健康にどこまで効くかは実際に歩いてみないとわからない。

でも、「毎日8,000歩歩こう」と言われると身構えるのに、「今日は1駅だけ歩こう」なら、なんだかできそうな気がしてくる。

自分の場合を知りたい人は、まず先週の支払い履歴と普段の歩数を見返してみてほしい。私はそれだけで、コンビニに寄りすぎていたことに気づいた。

ちなみに、この結果を上司に見せたら「だから言っただろ」とドヤ顔されるに決まっているので、しばらく黙っておこうと思う。

1駅歩くと人生が変わる……かどうかは保証できない。だが、人生より先に家計簿が変わる可能性は、思っていたよりありそうだ。

とりあえず明日の帰りは、1駅手前で降りてみようと思う。

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Dekiマガ編集部

お金と健康の編集チーム

大学生と20代の毎日に役立つ、お金と健康の知識をわかりやすく届ける編集チーム。専門家への取材と、今日から試せる具体性を大切にしています。

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