(本ブログは2014年7月の原文を元に、2020年3月に再編されています。) お金のような、ポイントのような、カードのような「電子マネー」。今更恥ずかしくて聞けない電子マネーについて分かりやすく説明します。
電子マネーとは? 電子マネーは、現金を使わずに支払いができる、とっても便利な「お金」です。カードがあるもの、カードなどはないけどネット上でやりとりできるもの、QRコードを読み取って決済するものなど種類があります。電子マネーにチャージ(入金)することで、お店などで、その場で、すぐに、お金を払う事ができるようになります。有名なものとしてはSuicaやWaonカード、QRコード決済であればPayPayやd払い、LinePayがその代表例。カードがない形では、日本では一時期「お財布ケータイ」が流行し、一般的に認知されるようになりましたが現在はApplePayやQuickPay、iDなどが有名です。 なんで便利なの? 電子マネーが登場する前までは、主に現金払いや、大額の場合にはクレジットカードや銀行振込が利用されていました。しかし、クレジットカードは盗難の際に被害が大きくなりやすいこと、後者は少額の場合にお店などで利用するのをためらわれることがデメリットとしてあります。電子マネーを利用すると、現金を持ち歩かなくてもどこでも買い物ができますし、細かい釣り銭にも悩まされない。さらに、自分がチャージした分だけ利用できるものもあり、不安な方は盗難時におけるリスクも軽減できます。また、全国のコンビニやスーパーで少額からでも利用することができるのでとても便利です。 どうやって使うの? 使い方はとても簡単。身近なのは、カードを作る方法でしょう。まず加盟店舗に行ってカードを入手しましょう。SuicaやPASMOなら鉄道各社、WAONならイオン系列店、Edyなら楽天サイト、nanacoならセブンイレブンやイトーヨーカドーなどの系列店に行けば、簡単にカードの発行ができます。(その他にもクレジットカードに搭載された電子マネーもあるので、詳しくは各ウェブサイトをご覧下さい。)その場でチャージしたら、さあ、あとは自分が欲しいものを購入し、レジに並ぶだけ! 楽天のようにショップサイトからの購入で使える場合も多くあります。最初は緊張するかもしれませんが、使ってみるとあっけないほど簡単です。 お得に使おう! 電子マネーを賢く利用するには、クレジットカードやポイントカードの併用がオススメです。たとえばみずほ銀行ののクレジットカードを利用する事でnanacoポイントに変更できたり、Edyで支払う際、Tポイントを出す事で二つのポイントを同時に獲得する事ができます。他にも色々お得な使い方があるので、他のコラム もご覧下さい。 電子マネーでお金の使いすぎが心配? 現金を持ち歩かずに支払いが行えるのはとても便利ですが、一方で、「いつの間にか使いすぎていそうで心配。」という声も聞こえてきます。実際、ほとんどの電子マネーには、クレジットカードを使用したオートチャージ機能が備わっており、残高がある程度減ったら自動的に定額を補完してくれます。この機能は、いざという時に残高が足りない!と焦ることが無くなり便利ですが、使いすぎには何らかの対策が必要です。
アプリで使用状況を把握 Moneytreeでは、ご使用の対応電子マネー を接続することにより、現在電子マネーでどのくらい利用しているか、明細も含め確認することができます。また非対応の電子マネーでも、クレジットカードでオートチャージを設定している場合は、そのクレジットカードをMoneytreeに接続することで、カード明細からオートチャージ分を検出し、金額を把握(図1)することができます。
(図1)オートチャージ分を検出し、金額を把握 さらに、「Moneytree Grow - 家計管理 」の機能を使用することで、カテゴリ別に予算設定ができ、設定金額の80%を超えた時と、設定金額を超える支出があった場合に自動的に通知が届き、使いすぎの防止に役立てることができます。
(図2)カテゴリ別の予算設定と通知 様々な電子決済サービスが世の中に出てきていますが、自分に合った使用や管理方法で快適なキャッシュレス生活を送ることができると良いですね。
筆者プロフィール マネーツリー編集部
2012年に日本で起業。2013年より自動で一括管理する個人資産管理サービス「Moneytree」を提供し、AppleのBest of 2013、Best of 2014を2年連続で受賞。2015年より金融データプラットフォーム「Moneytree LINK」を企業向けに開始し、業界標準の金融系APIを提供している。2017年よりオーストラリア市場でサービスを開始。創業当初よりSalesforce Ventures、SBIインベストメント、三大メガバンク系ファンド、地方銀行系ベンチャーキャピタル、海外大手運用会社から出資を受ける。お金にまつわるもっとも信頼されるプラットフォームの構築を目指す。