創業メンバーとの出会いは?
大学を卒業してから日本の企業に就職しました。約半数が海外からきたスタッフで、国際的なメンバーがいる会社でした。そこで一緒にマネーツリーを創ったポールとロスに出会いました。その会社のカルチャーが今のマネーツリーにも影響していると思います。
実際、起業時に「面白い会社を作ろう!」という構想があって、マネーツリーは約70%が外国籍、10カ国籍、95%(2017年4月時点)が日本オフィス勤務という現状です。それは日本市場でビジネスをする上で良いことだと思います。
起業した5年前に比べると、日本のフィンテックは業界全体が成長したと感じています。国内のフィンテックは元々ECをはじめとした決済の分野から始まっています。今では他分野でサービスができ、より便利になりました。
日本のフィンテック業界はどのようなフェーズにありますか?
これからは、APIが主流になっていくと思います。APIを既存サービスに接続させるだけではなく、新しいサービスをどんどん出していくフェーズに移っていくと思います。私はFinTech協会の理事として活動しているのですが、人工知能やデータ分析の議論が活発になっており、業界も金融に限らず、InsTech、RegTechなど他分野に広がりつつあります。ちなみに、2017年InsTechオープンイノベーションビジネスコンテストで、優秀賞を受賞しました。
マネーツリーの可能性についてどのように感じていますか?
マネーツリーの可能性は、弊社の金融プラットフォーム「MT LINK」の可能性といっても過言ではありません。弊社のMoneytreeアプリはもちろんですが、MT LINKとAPI接続されたクライアントのサービスが成長することは、弊社の成長にも繋がります。対応分野を広げるだけではなく、サービスを深くしていくことも重要です。これらについて、日々議論し、お客様、クライアント、弊社の三者にとって有益な方向を目指しています。
また、その中で一番重要なデータの取り扱いについて、利用者は利用規約などの文言を気にせずに、無作為にデータを提供しすぎる傾向にあると思います。そのため、マネーツリーでは、「お客様のデータはお客様のもの」をポリシーにしてきました。連携しているクライアントに対しても、この考えを広める必要があると考えています。
マネーツリーが求める人材とは?
会社の成長フェーズによって変わるかもしれませんが、今のマネーツリーでは、どのようなポジションの人でも、会社に貢献することができるアイディアは、積極的に提案し、実現できます。マネーツリーは、“T型”と呼ばれる人材を求めています。T型の人材とは、ある分野でのスキルを深く持ちつつ、様々な分野での経験を積んだ人のことです。このようなメンバーが集まると、プロジェクトを組んだ時、共通点があるため目標を達成しやすい傾向があります。今のマネーツリーはそのような組織になっています。
マネーツリーの働く環境について教えてください。
マネーツリーのメンバーは、フレキシブルな環境で働いています。セキュリティ面で重要な部分は抑えつつも、個人のワークスタイルを重視しています。出社時間を選んだり、リモートワークなどを申請して働くこともできます。また、年齢層も幅広く、新卒からリタイアした方まで共に働いています。フルタイムではないメンバーもいます。個人のワークスタイルに合わせた働き方を選択できることは弊社の特徴です。
マネーツリーに応募を検討している人へメッセージをお願いします。
私も既に12年間日本に住んでいますが、少しずつ変化していく国だと思います。ただ、金融業界においては大きな変化がある時期かもしれません。4~5年で更に大きく変わる可能性があると思います。現状に問題意識を持ち変化を自らつくれる方、ロードマップを自らつくり築いていける方に是非応募していただきたいです。
アメリカ出身。アメリカの大学在学中、金沢工業大学に交換留学を経験。来日後、エンワールド・ジャパンを得てマネーツリーの立ち上げに参画。金融インフラプラットフォーム「MT LINK」の事業部長兼常務取締役。また、フィンテック協会理事も務める。LinkedInアカウント
マネーツリーでは、一緒に会社を成長させていくメンバーを募集しています。ご興味ある方は、[採用ページ](https://moneytree.jp/careers/)をご覧ください。