マネーツリーでは個人資産管理サービス「Moneytree」および金融インフラサービス「MT LINK」を自社開発しています。エンジニアたちは、それぞれがマネーツリーのプロダクトに強い思いを持ちながら、日々開発に取り組んでいます。
今回は、3名の開発エンジニアたちに、社内の開発体制やビジネスサイドとの関係など、マネーツリーのエンジニアを取り巻く環境について聞きました。国籍も経歴も異なる彼らは、マネーツリーで働くことにどのような魅力を感じているのでしょうか。
__話を聞いた3名のモバイルアプリ開発エンジニア__
__中村__:長年サーバーサイドのアプリケーション開発に携わった後、2014年にAppleがプログラミング言語「Swift」を発表したのを機に趣味でiOSアプリの開発を始める。2016年にマネーツリーにジョインし、モバイルアプリエンジニアへキャリアチェンジ。現在はiOSのみならず、Androidアプリもあわせて担当。__ブペンドラ__:インド出身。新卒で日本の大手EC企業に就職し、さまざまなサービスのバックエンド開発に携わった後、iOSアプリ開発に携わる。その後、スタートアップ企業にてモバイル決済アプリの新規開発に従事。2017年にマネーツリーにジョインし、iOSアプリやMT LINKのSDK開発に携わる。__アントニー__:アメリカ出身。全くの異業種で働く傍ら、iOSアプリ開発を始める。フリーで経験を積んだ後、スタートアップ企業にてエンジニアとしてアプリの企画から開発までを手がける。マネーツリーには2017年にジョインし、主にiOSアプリへの新機能追加を担当。
マネーツリーでは自社でサービス開発を行っています。エンジニアチームはバックエンド、フロントエンド、モバイルアプリ、データ・アグリゲーションの4つのチームに分かれており(2018年7月現在)、スタートアップでありながらも、専門領域に集中できる体制になっています。
2017年にマネーツリーはオーストラリア市場でもサービスを開始し、現地にもオフィスを構え、日本とオーストラリアの両方にエンジニアが在籍しています。モバイルアプリチームのリーダーはオーストラリアに在籍しており、チームは国をまたぎながらも常にコミュニケーションを取り、開発を進めています。
アントニー:オーストラリアのチームメンバーとはいつでもつながっています。週に一度、チーム全体のミーティングと、上司との一対一のミーティングを行なっています。上司とはテクニカルなことからキャリアまで、何でも相談できるので、一人で悩みを抱えてしまうことがなく、とても働きやすいです。
さまざまな企業で経験を積んできた3人。それぞれ、エンジニアとしての更なる成長を求め、マネーツリーに転職してきました。
中村:私はマネーツリーへの転職を通して、サーバーサイドからモバイルサイドへキャリアチェンジしました。新しいキャリアに挑戦できるのはとても面白いです。
また、日本企業でありながら、働く人も社内の雰囲気もグローバルだというのも魅力的でした。日本企業と外資系企業の両方で働いた経験がありますが、外資系企業のほうが成果主義で開発に集中できた一方、本社の都合で急に状況が変わりうるのが難点でした。マネーツリーは両者の良いところをミックスした環境で、非常に居心地良く働けています。
ブペンドラ:私は前職でもコンシューマー向けのアプリ開発に携わってきましたが、より複雑な機能を持ったアプリの開発に挑戦したいと思い、転職しました。
Moneytreeのように、多くの人に毎日使われるサービスの開発に携わるのは初めてでした。自分自身も使う身近なサービスを開発するのは、ユーザー目線で考えながら改善できるので、非常に面白いです。
アントニー:私も新しい技術を身につけたいと思い、転職しました。新しい技術を習得するための転職は、海外では一般的で、転職を重ねながら成長していくエンジニアが数多くいます。
実際に転職してみて素晴らしいと感じたのは、ユーザーのことをゲストと呼ぶなど、お客さま重視を徹底している点です。その姿勢は社内に浸透しており、もちろんエンジニアチームも例外ではありません。Moneytreeは使いやすさを追求し、UX/UIデザインにこだわりを持っています。優れたデザインのプロダクト開発に携われるのも、エンジニアの誇りです。
実際に入社してみて、エンジニアたちの働く環境をどのように感じているのでしょうか。マネーツリーでの個々人の働き方は非常にフレキシブル。開発だけに集中できる環境が整っており、エンジニアにとっても働きやすいようです。
中村:マネーツリーは成果主義のカルチャーで、成果を出すための行動が求められます。仕事に関係のない非合理的なルールや、会議のための会議など、無駄なことには時間を割かず、「モバイルアプリの価値向上」という、自分たちが本当に取り組むべきことに集中できていると思います。
ブペンドラ:働き方は非常にフレキシブル。それぞれが一番成果を上げられるよう、自分のペースで働いています。ライフスタイルの変化に合わせて、働く時間や場所を柔軟に変えられ、出社時間に決まりもありません。私は数ヶ月前に子どもが生まれたので、朝早く出社して、夜も早く帰るという仕事スタイルにシフトしました。
中村:働く時間だけでなく、働く場所も選ばない。リモートで働きやすい環境も整っています。モバイルアプリチームは、オーストラリアにもチームメンバーがいるため、リモート環境が大前提です。かといってコミュニケーションに不便を感じたことはありませんし、むしろリモート環境が整っている分、在宅勤務もしやすいように感じます。
アントニー:マネーツリーではコミュニケーションツール「Slack」やプロジェクト管理ツール「Monday.com」を利用したオンライン上でのオープンなコミュニケーションが活発です。チームでもプロジェクトでも、お互いの仕事の進捗がオープンに共有されており、協力しやすい体制を築けています。困った時にはすぐにヘルプを求められ、開発が遅れている時には対策を話し合えるなど、とてもコミュニケーションの取りやすい環境です。
マネーツリーでは、エンジニアチームと営業やプロジェクトマネージメントチームなどのビジネスサイドとはどのようにコミュニケーションをとり、プロジェクトを進めているのでしょうか。
中村:開発は3ヶ月単位で進めていきます。あるクオーターで追加する新機能はエンジニアのキャパシティと相談しながら決定されるため、無理なスケジュールを組まれることはありません。また自社開発なので、クライアント都合のルールやスケジューリングがなく、すべて自分たちでコントロールできます。したがって、無茶な残業はほぼ発生しません。毎週進捗を確認し、各タスクのデッドラインを考慮しながら優先度を調整するなど、柔軟に対応しながら開発を進めています。
ブペンドラ:開発する機能はビジネスサイドからトップダウン的に決められるだけでなく、エンジニアサイドからボトムアップ的に提案することも可能です。マネーツリーでは3ヶ月に一度、2日間の「ハックディ」を開催し、全社員が新しい機能や業務改善のアイディアを発表する場を設けています。実際に、エンジニアが発表した新機能のプロトタイプが認められ、製品に搭載されたケースもあります。
中村:例えば、Androidの指紋認証機能は、このハックディから生まれ、実装されました。マネーツリーはまだ規模も小さく、トップダウンとボトムアップが良いバランスで両立できているように感じます。
マネーツリーでは、部署やポジションを越えてコミュニケーションを取りやすい環境を整備しており、互いに協力し合いながらプロダクトを作り上げています。マネーツリーで、私たちと一緒に、社会的インパクトのあるプロダクトを作りませんか。