ニュースルーム
/
プレスリリース

マネーツリーの2022年を振り返る

2022
12
15

〜金融データプラットフォームの採用が100社到達、金融データ活用基盤の整備が継続拡大〜

マネーツリー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:ポール チャップマン、以下 マネーツリー)は2022年4月で創業10年目を迎えると共に、企業向け金融データプラットフォーム「Moneytree LINK」の採用が100社に到達し、金融データ活用に向けた基盤整備がさらに拡大した1年となりました。マネーツリーにおける本年の成長をまとめてお伝えしていきます。

創業10周年を記念した「10周年キャンペーン」を実施

マネーツリーは、2022年4月23日に創業から10周年を迎えました。これを記念して、当社の理念や事業を推進していく上で重視する10の取組みについて理解を深めていただくべく、特設ページをオウンドメディアで公開しました。当社が最重要視するセキュリティの取組みから、金融データ活用による新たな顧客体験の創出に貢献するためのこだわり、および企業文化までを包括的に紹介しています。

近年、GDPRなどを皮切りとして、ユーザーのプライバシー保護を前提としたシステムの企画・設計を推奨するセキュリティ・バイ・デザインの考え方はより一層認知を高めています。一方でマネーツリーでは、こうした市場変化に先立ち、2012年の創業当時から同観点を重視しています。「あなたのデータは、あなたのもの」という理念のもと、消費者の資産データを取り扱う電子決済等代行業者として、データ活用の目的をわかりやすく明示した同意取得を率先して実践し、消費者の懸念を払拭するなど、消費者の金融データを安全に・安心して活用可能な環境整備へ貢献し続けています。

企業向け金融データプラットフォーム「Moneytree LINK」の採用社数が100社に到達

前年から引き続き、オープンバンキングを活用した業務効率化や新たなサービス提供を目指す機運は高まっています。今年は、会計やERP連携・請求管理といった既存領域で採用数を伸ばしました。連携先には、社会福祉法人会計ソフト「すずらん」、インボイス制度への対応を支援する「invox発行請求書」などが含まれます。その他、主力事業領域である資産管理においても継続的に採用を獲得しており、家族信託の財産管理サービス「スマート家族信託」やサブスクリプションの支払い管理サービス「サブスク.LIFE」との連携があげられます。また、高齢化社会の進行に伴い社会課題となっている成年後見制度の普及の一助として展開される 三井住友銀行の「成年後見制度SMBCサポートサービス」との連携なども含まれます。

加えて、保険やライフプランニングといった新規領域における採用も獲得しました。当社において、保険会社が提供するサービスとの連携は初めてとなり、金融データ連携の重要性がより広範囲に認められ始めた証と言えるでしょう。ライフプランニングでは、自身の人生設計に合わせてやりたいことを選択すると必要な予算を算出するお金のマイアプリ「flowy」との連携などがあります。セカンドライフの長期化に伴い、資産状況の把握や資産形成の重要性が高まっており、こうした領域での採用は今後ますます需要が高まると考えられます。

オンライン融資領域でのサービス連携が加速

2022年はオンライン融資における金融データ活用の需要も伸長しました。長期的な経済の低迷を受け、主に中小企業を初めとして資金繰りに対する課題が浮上しています。こうした状況を受け、次世代法人カードサービスの領域では、既存顧客のUPSIDERに加え、本年は新規にLayerXとの連携を実現。これにより、カード発行プロセスの要となる与信審査時に、Moneytree LINKを介した銀行口座データの連携・活用を可能とし、与信審査プロセスの迅速化に貢献しています。従来の審査工程を短縮することで、より一層柔軟性の高い法人カードサービスの提供を支援し、顧客体験の向上を支えています。

当社は、金融データエコシステムの構築に向けて、来年も更なる金融データの流通および活用基盤の普及を牽引できるよう邁進してまいります。市場の成長とともに事業の拡大に尽力し、金融機関、事業会社、パートナーなどあらゆる関係者を結びつける金融データプラットフォーマーとして、引き続き、顧客中心主義に則り、市場のニーズを反映した利便性に高いサービス提供を目指します。

PDF版のダウンロード

Share this article

マネーツリーについて

2012年に日本で創業。金融データプラットフォーム「Moneytree LINK®︎」をベースに、個人向け資産管理サービス「Moneytree®︎」および企業向けにデータ連携サービスを提供しています。国内において、金融・会計業界の標準APIとして認知され、人々に信頼されるデータプラットフォームの構築を目指しています。米国セールスフォース・ドットコム、三大メガバンク系ファンド、SBIインベストメント、地域金融機関系ベンチャーキャピタル、フィデリティー・インターナショナルなど海外大手運用会社から出資を受けています。

金融データプラットフォーム「Moneytree LINK」について

Moneytree LINKは、2,500以上の銀行口座、クレジットカード、電子マネー、ポイント・マイル、証券口座の金融データを集約するAPIを提供しています。マネーツリーのコアバリューはサービスにおける業界最高水準のセキュリティ、プライバシー保護、透明性の実現。Moneytree LINKは金融業界を中心に、新しい価値を提供する中立性の高い金融データプラットフォームとして認知され、現在、三井住友銀行、弥生、TKC、地方銀行、信用金庫など累計100社以上に採用されています。

会社概要

会社名:マネーツリー株式会社
代表取締役:ポール チャップマン
資本金:1億円(2022年3月末時点)
設立日:2012年4月23日
ウェブサイト:getmoneytree.com

本件に関するお問い合わせ

マネーツリー株式会社 広報窓口までご連絡ください