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プレスリリース

マネーツリー株式会社の株式譲渡について

2025
08
29

 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ(代表執行役社長 亀澤 宏規、以下 MUFG)の連結子会社である株式会社三菱UFJ銀行(取締役頭取執行役員 半沢 淳 一 、以下 三菱UFJ銀行)および三菱UFJ銀行の連結子会社であるウェルスナビ株式会社(代表取締役CEO 柴山 和久 、以下 ウェルスナビ)ならびにマネーツリー株式会社(代表取締役ファウンダー チャップマン ポール アシュリー、以下 マネーツリー)の株主等は、マネーツリーの株式譲渡に向け、2025年7月31日付で株式譲渡契約を締結し、本日付で、三菱UFJ銀行はマネーツリーの発行済株式を取得いたしました(以下 本株式取得)。これにより、マネーツリーは三菱UFJ銀行の連結子会社となります。なお、本株式取得後、ウェルスナビは、三菱UFJ銀行から一部のマネーツリー株式を取得する予定です。

1.      マネーツリーの概要・特徴

 マネーツリーは、2012年の創業以来、安全・オープンな金融データ基盤を通じて2,500以上の金融機関・サービスと接続し、約120社*のさまざまな金融機関、ERP・会計ソフトウェア会社、フィンテック企業などに対して「Moneytree LINK」のAPIサービスを通じてデータ提供を行ってまいりました。マネーツリーのサービスは、どのようなアプリのインターフェイスにも柔軟に対応できることや、セキュリティやプライバシーに配慮されていることなどが大きな強みであり、信頼性の高い金融データプラットフォームとして、幅広い業種において採用が拡大しています。また、個人向けには銀行口座、クレジットカード、電子マネー、マイル・ポイント、証券口座を自動で一括管理する個人資産管理サービス「Moneytree」を提供しており、AIが自動的に支出を分類することで手間なく家計を管理できるほか、大きな支出や有効期限の近いポイントの通知が届くなどの機能を実装しています。
マネーツリーは、複雑な金融機関の様々な情報を効率的かつ正確に収集することのできる技術力の高さや、お客さまの資産情報を守る高いセキュリティの信頼性を背景に、2,500以上の金融機関・サービスと接続できる数少ない企業です。設立以来約13年間にわたりこのプラットフォームを維持・提供し続けており、金融業界全体のデジタル化を技術面およびUI・UXデザインから支援する企業として、他の金融機関やフィンテック企業の革新的サービス開発を支えてきました。

 

2.      本株式取得後の戦略の方向性について

 MUFGは「世界が進むチカラになる。」をパーパスとして掲げており、全ての方々にわかりやすく、生涯にわたってお任せいただけるような金融サービスを提供していくため、本株式取得完了後、以下のような戦略方向性にてお客さまへの価値提供を拡大していきます。マネーツリーは、本株式取得後も、これまでと同様にオープン性を重視したテクノロジープラットフォームとして、MUFG以外の企業・金融機関へも公平なサービス提供を継続していく方針です。また、MUFGは、マネーツリーが培ってきた信頼性の高い金融データプラットフォームや、お客さまの資産情報を守るための高いセキュリティ水準を維持・向上し、オープンで公平なサービス提供を継続していくための体制整備を支援します。

1* 累積ベース

 

(1)デジタルバンク・MAPへの機能実装および豊富なデータ連携による最適提案

 本邦のリテール金融を取り巻く環境変化を踏まえ、お客さまのニーズに、より一層迅速かつ的確に対応するために、全く新しいコンセプトのデジタルバンクを2026年度後半を目標に開業いたします。このデジタルバンクの中核機能として、ウェルスナビと三菱UFJ銀行が協働で開発を進めている、生涯にわたりお客さまのお金の悩みを解決する総合アドバイザリー・プラットフォーム・MAP(Money Advisory Platform)を実装する予定です。MAPは、お客さまのさまざまなデータに基づき、アルゴリズムやAIを通じて最適な提案を行うことを目的としています。マネーツリーは、複数の金融機関やサービスから取得した多様なデータを統合・構造化し、高精度な予測AIモデルを構築する技術に強みがあります。約650万人の個人ユーザーの豊富な家計と行動データを、個人を特定しない形で分析・活用することで、モデルの精度と提案内容をさらに高度化し、より一人ひとりに適した価値提供ができると考えています。
今後も、お客さまのプライバシーと選択を重視し続け、MUFGの商品・サービスにマネーツリーの多様なデータおよび高い技術力を掛け合わせ、お客さまの理想により近い価値を提供してまいります。

 

(2)相互の顧客基盤の拡大

 MUFGはグループ全体で約6,000万のお客さまとお取引をさせていただいており、これらのお客さまにマネーツリーの使いやすい個人資産管理サービスをご案内するとともに、マネーツリーの約650万人の個人ユーザーに対しては、お客さまの同意をいただいたうえでマネーツリーアプリ内でMUFGグループのサービス案内をするなど、相互の顧客基盤拡大にむけた施策を推進していきます。

 

(3)法人領域における協働

約1,500行の金融機関とのデータ・アグリゲーションによる、AI審査モデルの高度化や、中小企業のキャッシュフロー管理と財務管理業務を自動化するAI搭載Saasサービス「Moneytree Business」による、三菱UFJ銀行の中小企業向け融資事業の支援実現をめざします。マネーツリーは既に複数の金融サービス企業との協業実績を有し、キャッシュフローデータを活用した融資判断支援を成長領域として積極的に展開しており、これらの取り組みを通じ、法人領域においても付加価値の高い金融サービスを創出します。本方針のもと、さまざまな金融機関・事業会社・会計/ERP・フィンテック各社とのオープンな連携を継続してまいります。

 

 【参考】関係者コメント

ポール チャップマン(マネーツリー株式会社 代表取締役CEO)

このたびのMUFGとの提携は、私たちの技術とビジョンをさらに大きく飛躍させる素晴らしい機会だと捉えています。私たちの金融データプラットフォーム『Moneytree LINK』は、これまで通り、すべてのクライアント企業に対し公平かつオープンなサービスを提供し続けます。これは、私たちの経営理念の根幹です。その上で、マネーツリーの個人向けサービス『Moneytree』、および法人向けサービス『Moneytree Business』において、ユーザーの皆さまの明確な同意を前提に、MUFGとの付加価値の高いサービスを提供してまいります。最高のテクノロジーとユーザーの選択の自由を両立させ、MUFGと共に日本の金融サービスの未来を切り拓いてまいりたいと思います。

山下 邦裕(株式会社三菱UFJ銀行 執行役員リテール・デジタル企画部長)

MUFGは、新たな金融サービスブランドである「エムット」を始動しました。また、新たに立上げを予定しているデジタルバンクでは、中核機能であるMAPによって一人別の最適提案を実現します。その実現にあたり、マネーツリーの有する豊富なデータや、金融機関の様々な情報を効率的かつ正確に収集できる技術力の高さは極めて重要であると考えています。マネーツリーが従来同様オープンで公平な連携サービス提供を継続するとともに、お客さまの資産情報を守るための高いセキュリティ水準を維持・向上するための体制整備を支援していきます。

柴山 和久(ウェルスナビ株式会社 代表取締役CEO )

マネーツリーのMUFGへの参画を、同じスタートアップとして心より歓迎します。また、これまでマネーツリーを支えてこられた株主の皆様や、日々サービスをご利用されているお客様に感謝を申し上げます。ウェルスナビは、2017年よりおつりで資産運用「マメタス」で「Moneytree LINK」を活用し、2018年からは「Moneytree LINK」にAPIを提供してきました。今後は、MUFGが新たに立ち上げるデジタルバンクで提供するMAP(Money Advisory Platform)においても連携を深め、お客様への新たな価値創造に努めてまいります。

【当事会社の概要】

①MUFG

名称 株式会社三菱 UFJ フィナンシャル・グループ
所在地 東京都千代田区丸の内一丁目 4 番 5 号
代表者 代表執行役社長 亀澤 宏規
主な事業内容 傘下子会社およびグループの経営管理ならびにそれに付帯する業務
設立 2001 年 4 月

②三菱 UFJ 銀行

名称 株式会社三菱 UFJ 銀行
所在地 東京都千代田区丸の内一丁目 4 番 5 号
代表者 取締役頭取執行役員 半沢 淳一
主な事業内容 金融業およびその他付帯業務
設立 1919 年 8 月

③ウェルスナビ

名称 ウェルスナビ株式会社
所在地 東京都品川区西五反田 8-4-13 五反田JPビルディング 9F
代表者 代表取締役 CEO 柴山 和久
主な事業内容 金融商品取引業
設立 2015 年 4 月

④マネーツリー

名称 マネーツリー株式会社
所在地 東京都港区西麻布3-13-3 カスタリア広尾2F
代表者 代表取締役 ファウンダー チャップマン ポール アシュリー
主な事業内容 資産管理サービス「Moneytree」、金融データプラットフォーム「Moneytree LINK」および中小企業向けのキャッシュフロー管理SaaS「Moneytree Business」の開発・運営
設立 2012年4月
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マネーツリーについて

2012年に日本で創業。金融データプラットフォーム「Moneytree LINK®︎」をベースに、個人向け資産管理サービス「Moneytree®︎」および企業向けにデータ連携サービスを提供しています。国内において、金融・会計業界の標準APIとして認知され、人々に信頼されるデータプラットフォームの構築を目指しています。米国セールスフォース・ドットコム、三大メガバンク系ファンド、SBIインベストメント、地域金融機関系ベンチャーキャピタル、フィデリティー・インターナショナルなど海外大手運用会社から出資を受けています。

Moneytree LINKについて

Moneytree LINKは、国内2,500以上の銀行口座、クレジットカード、電子マネー、マイル・ポイントカード、証券口座の金融データを集約するAPIを提供しています。マネーツリーのコアバリューはサービスにおける業界最高水準のセキュリティ、プライバシー保護、透明性の実現。Moneytree LINKは金融業界を中心に、新しい価値を提供する中立性の高い金融データプラットフォームとして認知され、現在、三井住友銀行、ソニー生命、弥生、TKC、地方銀行、信用金庫など合計100社以上に採用されています。ウェブサイト:https://getmoneytree.com/jp/link/about

会社概要

会社名:マネーツリー株式会社
代表取締役:ポール チャップマン
資本金:1億円(2022年3月末時点)
設立日:2012年4月23日
ウェブサイト:getmoneytree.com

本件に関するお問い合わせ

マネーツリー株式会社 広報窓口までご連絡ください