マネーツリー、オルタナティブデータを活用した 消費者ビッグデータ解析サービス「LINK Trends」の提供を開始

マネーツリー株式会社（本社：東京都港区、代表取締役：ポール チャップマン、以下マネーツリー）は、金融データプラットフォーム「Moneytree LINK」の新たなサービスラインである、消費者ビッグデータ解析サービス「LINK Trends」の提供を開始しました。

LINK Trendsは、オルタナティブデータを活用して消費者ビッグデータを解析することで、消費者の金融行動傾向や業界トレンドに関するインサイトを提供し、ユーザー企業におけるビジネス革新を促進させるものです。複雑なビジネス環境下におけるユーザー企業の賢明な意思決定を支援するべく、LINK Trendsではオルタナティブデータを活用して市場分析、業績予測、リスク管理の観点からのデータ分析が可能であり、これらは当社データサイエンスチームが支援します。マネーツリーでは、オルタナティブデータ活用の事業化をミッションとして、本チームを2021年11月に専任の事業部を発足しました。

データサイエンスチームは、オルタナティブデータ分析に豊富な知見を持つデータアナリストとデータリサーチャーによって構成されています。当チームが、経営者、マーケター、投資家、研究者などの方々からのニーズに応じ、各種分析に基づいたインサイトを提供するだけではなく、既存のデータ分析手法と消費者データ分析を組み合わせることで、これまでは可視化されていなかった事象を顕在化させるデータ解析が可能になると考えています。

マネーツリーの金融データプラットフォーマーとしての実績と信頼性、プライバシー・バイ・デザインに基づく個人情報保護の徹底が評価され、内閣府の経済動向分析（2022年公表）ならびに京都大学の家計収支に関する学術研究（2020年公表）においても、データサイエンスチームが担当し、オルタナティブデータの活用を推進させています。これまで公共性の高い領域のみでの活用であったオルタナティブデータを、より幅広いMoneytree LINKのユーザー企業にも活用していただけるよう、LINK Trendsは、異なるニーズに対してカスタマイズも可能となっています。

LINK Trendsの主な機能と特徴は以下の4点です。

1. 市場分析：幅広い金融データに基づくリアルタイムの市場分析を実現します。直観的に理解できる視覚化されたデータレポートを用い、ユーザー企業は自社の市場におけるポジショニングを把握しながら、競合他社との比較検証が可能になります。
2. 業績予測：ユーザー企業の顧客購買行動データや取引データを活用し、企業の業績をリアルタイムに予測します。この機能により、戦略立案や投資判断をより具体的なデータに基づいて実行することが可能になります。
3. リスク管理：リアルタイムのビジネス情報として非個人情報の金融データを提供することで、ユーザー企業は潜在的なリスクを早期に検知し、適切なリスク管理策を講じることが可能になります。
4. オルタナティブデータの活用：非伝統的な情報源から取得されるオルタナティブデータを活用することで、新たな視点からのインサイトを提供することで、ユーザー企業はより綿密な戦略立案と競争力強化が可能になります。

LINK Trendsの提供開始にあたり、マネーツリーの最高プロダクト責任者（CPO）であるアレクサンダー オールドは次のように述べています。「LINK Trendsを通じて、データ駆動型の意思決定を通じたビジネスの進化を支援したいと考えています。今回の新サービスは、ユーザー企業に対してより深いインサイトを提供することで、リアルタイムでの市場理解が可能になります。金融機関を始めとする幅広いユーザー企業にとって、ビジネスの成長を加速するための重要なツールとなるでしょう」

マネーツリーは、資産管理サービスMoneytreeおよびMoneytreeが連携する各種金融サービスのユーザーが持つ「Moneytree ID」を通じて、豊富な金融データを蓄積しています。今後もこの蓄積された消費者ビッグデータをオルタナティブデータとして活用し、幅広い業界におけるデータ駆動型の意思決定を支援するため、「データの価値を最大限に引き出し、全ての人々の生活向上に貢献する」というマネーツリーのビジョンに沿ったサービスを拡大していきます。

LINK Trendsの詳細は、下記にてご覧いただけます。

ウェブページ：https://getmoneytree.com/jp/link/link-trends