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有名監督から学ぶ人心掌握術
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有名監督から学ぶ人心掌握術

取材の学校 ライター 村田朗
2016
06
28

規模の違いはあれど、中小企業の経営者は一国の主であり、リーダーです。個人でできることは限られていますが、従業員と一体になって仕事を進めていけば、その可能性は計り知れないでしょう。従業員のやる気をうまく引き出すことによって、目指すべき目標を達成していきましょう!そこで今回は、リーダーである経営者の方々がいかに従業員にやる気を出させるか、リーダーとしての手腕を発揮するかについて、スポーツ界の有名監督を例に、いかに選手たちの持つ能力を最大限に引き出そうとしていたのかを学んでいきましょう。

従業員一人ひとりの特徴を理解して、個人に合った会話を心がけましょう!

従業員の方が些細なことで悩んでいたり、狭い視野で物事を判断しているときがありませんか?その時にもう少し広い視野でみるといいよ、と気づかせてあげるのが経営者の役割なのです。目標を達成するためのゴールに目がけてどういうステップを踏んでいけばよいかを従業員に示すことが必要です。きめ細かに従業員の心情の変化を汲み取って語りかけてみましょう!

プロ野球界の野村 克也さんの人心掌握術を例にみていきましょう。

『選手が気づき、アドバイスを求めてくれば、そこからが指導者の腕の見せどころ、勝負どころ。そういうときの選手は向上心や知識欲が充満し、アドバイスを受け入れる態勢ができているから、教えたことをスポンジが水を吸い込むように、吸収していく。』(出典:「負けかたの極意」)

スポーツ選手にとってスランプはつきものです。選手はスランプを脱出するためにどのような練習が効果的なのか、さまざまな練習法を採り入れようとします。指導者がその選手に客観的にどうすればそのスランプを脱出することができるのか、具体的にわかりやすく示すことが大事です。

経営者は従業員がさらに前に進むための壁にぶつかっている時に、どうすればその壁を乗り越えて行けるのか気づかせる旗振り役を目指しましょう。同じ目線に立って進んでいけば信頼感も生まれるでしょう!

個人レベルの目標を達成した時は、従業員を評価しましょう!

人間は他人から評価されたいという欲求を持っています。従業員は仕事を頑張ったら褒められたいものです。個人間で仕事を捌く量やスピードに違いはあるので、それぞれにとって目標とするレベルを達成できれば褒めましょう!褒めてもらうと、よし!もっと頑張って次のレベルを目指していこうと思うでしょう。

青山学院大学の原 晋陸上競技部監督の人心掌握術を例にみていきましょう。

『多くの指導者は「その程度で満足するな。全然話にならないぞ!」と言ってしまう。私は、「おお、よかった。それは自己ベストじゃないか。じゃあ、もうちょっと頑張って次は40秒だね」とか、「もう一回その自己ベストで走ろうじゃないか」と声をかけるようにしています。するとまたジャンプアップしていき、気がついたら目標に届くというところまで到達しています。』(出典:「フツーの会社員だった僕が、青山学院大学を箱根駅伝優勝に導いた47の言葉」)

組織としての目標を持つ必要はありますが、自己ベストを出したり、個人の中でよい結果を出した時は、しっかり評価することが重要です!いかに従業員のやる気を出させて、チームの一員として貢献させるかは、リーダーに問われる重要な能力です。

筆者プロフィール

取材の学校 ライター 村田朗

公認会計士、中小企業診断士、販売士1級、登録政治資金監査人。 1986年大阪府大阪市出身、東京都港区在住。大阪市立大学経済学部卒業後、大手監査法人に入所。上場企業の監査を中心に、製造業、小売業、医薬品業、金融業、学校法人などの監査業務に従事。「継続は力なり」をモットーに、会計・税務・資金調達の面からコツコツ努力する経営者の方をサポートできるよう活動中!

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