こんにちは、マネーツリーでマーケティングを担当しているYamachanです。
Global Money Week （以下：GMW）期間中、多様な価値観を持つ世界各国のメンバーが集まるマネーツリーならではの取り組みとして、弊社で働くメンバーに実施したアンケートの結果を、全2回のブログにして公開することにしました。
GMWの取り組みや、マネーツリーの昨年の活動も確認できる前編のブログ：「日本と海外のお金に関する習慣の違いを聞いてみた」はこちらからご覧いただけますので、まだ読んでいない方は前編から読んでみてくださいね。
18歳の皆さんには、GMWをきっかけにお金との自分らしい向き合い方を考えて欲しいと思っています。この後編ブログも5分ほどで読むことができますので、ぜひご覧ください。
日本を含む20カ国以上の多国籍なメンバーが働くマネーツリーで、お金に関するアンケートを実施しました。今回はその中から、自分が18歳の時に行っていたお金の管理方法と、彼らから18歳の皆さんに届けたいメッセージを紹介します。
インターンとして働いて収入はありましたが、友人と遊んだりゲームに使ったりほとんど自分のための楽しいことに使っていました。
"貯蓄 "と "投資 "の習慣を早いうちから身につけましょう。いつもお金をもらったら、そのうちの一定割合を貯蓄して、そのお金に手をつけないこと。持っていないお金だと思い、残りのお金で生活することに慣れましょう。（スイス）
当時はシンプルに消費！貯蓄！と言う感じでした。
早めの投資が20年後、30年後の資産を大きく変えるかと思います。積立NISAなどで数千円〜余裕があれば数万円から投資を始めてみるといいのではないでしょうか。（日本）
18歳の頃はほとんど旅行や買い物に使ってしまって、お金の管理は特にうまくはありませんでした。
お金は、物事を可能にするツールです。お金はお金自体を増やすツールでもある。何に使うかは意図的に決めましょう。お金の一部を、お金を増やす原資として確保しておくこと（投資など）。若いあなたには、投資でより多くのリスクを取る時間があります。さまざまなレベルのリスクに応じて、貯蓄をさまざまなセクションに分割しましょう。（オーストラリア）
私が18歳の頃は投資したりせず銀行に預けるだけで、あとは主に旅行や映画、パーティに使いました。
18歳の皆さんに伝えたいのは、自分に投資をしましょうと言うことです。だけど必ずある一定額はもしもの時に貯蓄しましょう。でも家族や友人と楽しむ時には太っ腹でいましょう！（オランダ）
私はエクセルでアルバイトの収入と支出を管理していました。当時は大学1年生だったので、遊ぶほかに大学で必要なものや車関連の費用にお金を使っていました。
アドバイスは、もしもの時用のお金を貯めたら、少しでもいいので毎月老後のためにお金を貯めること。お金に余裕があることで、生活のために仕事するだけでなく、自分が支援したい活動や自分のパッションのためにお金が使えるようになります。それは人生を豊かにします。（日本）
消費が収入の範囲になるよう月々の収支を管理してレジャーなど自由に使いました。当時は若くて重大な責任もなかったし。
アドバイスは、収入の範囲内で生活すること！シンプルだけど大切なことです。（ドイツ）
18歳の頃は旅行のためにだけ貯蓄していました。
アドバイスは、まだ早いと思わずにお金の増やし方（投資など）を考え始めましょう。18歳の時に失敗してもリカバリーしやすいですからね。（マレーシア）
当時は学生だったので、両親からの仕送りとアルバイトのお金を銀行口座にためて、エクセルで目的ごとにお金を振り分けていました。（運転免許のためのお金、海外旅行のためのお金、就職活動のためのお金など）実際は臨時の出費が多く、計画通りには行きませんでしたが。
私のアドバイスは、短期的な目的には強制的に仕分けられる仕組み（目的別貯蓄アプリなど）を利用、長期的な資産形成のためには、まずは1万円くらいの予算で株や投資信託など日々値動きすする金融商品に投資をしてみることをお勧めします。値段が上がったり下がったりするのを毎日見るだけでも、次第に経済の仕組みがわかってくるはずです。そうすると自分の目的やスタイルににあった運用方法もわかってくると思います。まずは実践あるのみ！（日本）
当時は大学生で、アルバイト代などは現金で手渡し、もしくは銀行振り込みだったのでお金の管理は現金でやっていましたね。
18歳の皆さんへのアドバイスは、まずは金利や手数料など銀行の仕組みを知っておくことですね。あとは、特に働き始めたら投資に関する知識や経験を得て、少額で良いので投資を始めること。（日本）
私からのアドバイスは、収入の一部（10％など）を取り分けることです。おばあちゃんから誕生日にお金をもらいましたか？その10％は貯蓄しましょう。月給？10％貯蓄しましょう。道端で千円見つけましたか？百円は貯蓄しましょう。余ったら、ではなく必ず先に貯蓄しましょう。それで、貯蓄用のお金を確保した状態で生活費を賄えるようになるでしょう。
貯蓄に回したお金で、配当を支払う優良株や優良な投資信託を購入すれば、資産が増えていくでしょう（オーストラリア）
今回アンケートに答えてくれたメンバーが18歳だったころは、インターネットバンキングの普及率が低かったり、キャッシュレスではなく現金が主流だったり、資産管理アプリも今より少なくてエクセルを活用して自分で工夫して管理していたりと、お金を管理する状況が今とは少し違うところもあると思います。
まずは、ツールの変化に関係なく共通するポイントを以下にまとめてみました。
一見シンプルで当たり前のようにみえますが、自分で実践するのは簡単ではない人もいるでしょう。多くの人が簡単ではなかったからこそ、皆さんに伝えたいアドバイスとして多く挙げられているとも言えます。
これらのポイントを踏まえ、皆さんに実践してほしい実際のアクションプランを提案したいと思います。
支出が収入の範囲を超えないように、まずは自分の収支を記録してみましょう。Moneytreeなどの資産管理アプリを使ったり、カレンダーに記録したり、エクセルの計算シートなど習慣化しやすい自分に合ったツールを使ってみてください。収支を把握できたら、毎月どれくらいなら無理なく貯蓄できるのか分かるので先取り貯蓄しやすくなるでしょう。
また、収支を記録し見直すことで、無駄遣いを減らす代わりに自分にとって価値のあることにさらにお金をかけられたり、メリハリをつけたお金の管理が可能になります。
自分の収支を把握して先取り貯蓄が可能になったら、まずは目的を決めましょう。例えば今年のクリスマスに欲しいもの、20歳の記念に行きたい旅行先、ワーキングホリディや留学のための費用、車や住宅の購入など。次に、目的達成までの期間別に資金を分けてみましょう。そのイベント発生が1年以内なら超短期、5年以内なら短期、5〜10年なら中期、10年以上先なら長期といった時間軸に分けて貯蓄の目的とその期間を整理することで、貯蓄するのか投資するのか、どんな方法で貯蓄するかを決めやすくなるでしょう。
1と2のアクションを達成できたら、実際に専門家から金融商品の説明を受けて、情報収集してみてはいかがでしょうか。いきなり投資してみようと言われても何を検討したらいいか分からない方が多いと思いますが、1と2のアクションを実践していれば、自分の目的に合った運用期間か？許容できるリスクの範囲か？など考えるべきポイントが出てきているはずです。もちろん、18歳で成人だからといって実際に金融商品を契約するかしないかはその場で決める必要はなく、しっかり理解して検討した上で納得することが大切です。（日本政府広報：成年に達して一人で契約する際に注意することは？）
マネーツリーのメンバーから寄せられたお金に関するアドバイスをもとに、18歳の皆さんが自分らしいお金との向き合い方を考えられるきっかけとなるよう、コンテンツをお届けしました。いかがでしたか？
パンデミックによって旅行や留学、ライブやスポーツ、演奏会などの多くのアクティビティに制限がかかり、今18歳を迎える多くの方が行動制限を受けたと思います。
お金は「物事を可能にするツール」というメッセージがありましたが、皆さんが持つたくさんの可能性を広げられるよう、これからたくさんの経験を積み重ねていけるように、自分らしいお金との向き合い方を考え見つけられるサポートができていたら嬉しいです。
このブログを読んだ感想をSNSで発信したり、ご友人にシェアする時はぜひ #globalmoneyweek #Moneytreeのハッシュタグを活用して投稿してください。
自分の収支を把握するところから、ぜひ実践してみてくださいね！
2012年に日本で起業。2013年より自動で一括管理する個人資産管理サービス「Moneytree」を提供し、AppleのBest of 2013、Best of 2014を2年連続で受賞。2015年より金融データプラットフォーム「Moneytree LINK」を企業向けに開始し、業界標準の金融系APIを提供している。2017年よりオーストラリア市場でサービスを開始。創業当初よりSalesforce Ventures、SBIインベストメント、三大メガバンク系ファンド、地方銀行系ベンチャーキャピタル、海外大手運用会社から出資を受ける。お金にまつわるもっとも信頼されるプラットフォームの構築を目指す。
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