
「気づけば2月、確定申告が手つかず…」副業やフリーランスの確定申告で詰まりやすいのは、入力作業ではなく支出(経費)の整理と必要書類の準備です。口座・クレジットカード・現金など支払い手段が分散していると、何にいくら使ったかが追えず、領収書や請求書を探しているうちに時間が溶けがち。だからこそ直前対策の結論はシンプルで、申告開始(2/16)までに「材料」を揃えること。材料さえ揃えば、入力は案外スムーズに進みます。この記事では、初めて・久しぶりの人でも迷わないように、2/16までにやるべきことを「支出整理」と「書類準備」に絞って、チェックリスト形式でまとめました。
※制度・要件は個別事情で変わる場合があります。最新情報は国税庁の案内もあわせてご確認ください。
副業・フリーランスの方で、以下のいずれかに当てはまる場合は消費税の申告が必要です。
インボイス登録をした方は、今回が初めての消費税申告になるケースも多いため、早めの準備が肝心です。
※国税庁No.6501 納税義務の免除:https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shohi/6501.htm
消費税の「課税事業者かどうか」を判定するときに出てくるのが、基準期間と特定期間です。個人事業主と法人では、期間の切り方が異なります。
この違いは、個人事業主の事業年度が「1/1〜12/31」で固定なのに対し、法人は事業年度(決算期)を自由に設定できるためです。法人の場合は「前年の上半期」ではなく、自社の事業年度開始日から6ヶ月で考える点に注意しましょう。
フリーランスは基本的に、1年分の「所得(収入−必要経費)」を計算して申告します。副業収入は内容や規模により「雑所得」等になる場合もあります。会社員の副業の場合も、給与以外の所得が一定を超えると申告が必要になる代表ケースがあります(一般的な目安として「20万円超」※など)。詳細は国税庁の案内をご確認ください。
※所得税の確定申告は不要でも、住民税の申告が必要な場合があります。
※「20万円」は「所得(売上−経費)」ベースであり、売上ではありません。
やることが多そうに見えても、順番を固定すれば迷いません。
以降は、この順番で「具体的に何をやればいいか」をチェックリストで整理します。
支出整理は「完璧な仕訳」よりも、漏れなく合計できる状態を作るのが先です。
まずは、1年分の支出をこの3つに分けるだけで、整理の難易度が下がります。
チェック
✅ 経費にしたい支出の一覧がある(ざっくりでOK)
✅ 私用と混ざっている支出がどれか分かる
✅ 按分が必要になりそうな支出(通信/光熱など)を洗い出した
経費は、あとで説明できるように以下の項目が揃っていると安心です。
チェック
✅ 経費は「日付×支払先×用途」で揃え始めた
✅ 迷う支出は「用途メモ」を付ける運用にした
支出整理で時間がかかる最大の理由は、明細が散らばっていることです。口座・カード・電子マネーなど支払い手段が分散している場合は、まず「前年の明細を一覧化」できる状態にするだけで、仕分けが一気に進みます。例えばMoneytreeGrowなら、前年の利用明細を出力できるので、経費の棚卸しや会計ソフトへの移行の下準備がスムーズになります。(※対応可否はご利用環境・連携先により異なります)
副業・フリーランスで迷いやすい経費例(代表)
チェック
✅ 迷いがちな支出に用途メモを付けた
✅ 経費の合計が出せる状態に近づいた(途中でもOK)
領収書がすべて揃わないこともあります。その場合は、カード明細・請求書メール・注文履歴など、残っている根拠を集めて、用途メモを添えて整理します。また、事業所得等がある人は「青色申告決算書(青色)」または「収支内訳書(白色)」など、所定の書類を申告書とあわせて作成・提出します。
チェック
✅ 領収書がない支出は「明細+用途メモ」で整理した
✅ 青色/白色のどちらで出すか把握した(未確定でもOK)
✅ マイナンバーに関する準備(提示/写し等の要件を確認)
✅ 還付を受ける口座情報(銀行名・支店・口座番号)
✅ 提出方法を決めた(e-Taxor書面)
✅ 売上が分かる資料(請求書、入金履歴、売上台帳など)
✅ 報酬明細(プラットフォーム等の支払明細)
✅ 支払調書(ある場合)
✅ 会社員の場合:源泉徴収票(ある場合)
✅ 領収書・レシート(ある分)
✅ クレジットカード/口座明細(経費部分が追える状態)
✅ 用途メモ(迷った支出に添付)
✅ 生命保険料控除
✅ 地震保険料控除
✅ 寄附金控除(ふるさと納税等)
✅ 医療費控除
✅ 社会保険料控除など
チェック
✅ 1年分の支出を“見える状態”にし始めた
✅ 3分類(経費/私用/按分)の当たりを付けた
ここまで来ると、「何が出費を増やしていたか」が見えてくることがあります。再発防止には“予算”が効きます。MoneytreeGrowならカテゴリ別に予算を設定でき、消化状況が通知されるので、うっかり使いすぎを防ぎやすくなります。
チェック
✅ 経費の合計が出せる状態になった(途中でもOK)
✅ 按分の方針を決めた(例:通信費は○%など)
チェック
✅ 該当する控除書類が揃った(揃わないものは把握した)
「確定申告書等作成コーナー」は案内に沿って入力し、作成・送信ができます。令和7年分は2026年1月上旬公開予定なので、材料が揃っていれば入力はスムーズです。
チェック
✅ 作成コーナーで入力を開始した
✅ 提出方法(e-Tax/書面)に合わせて準備した
どちらでも、直前に詰まる原因は「入力」より「材料不足」。まずは支出整理を優先しましょう。
Q.初めて(または久しぶり)で、何から手をつければいい?
A.「収入→経費→控除」の順で材料集めからでOK。入力は後回しでも間に合います。
Q.領収書をなくしました。どうしたらいい?
A.カード明細・請求書メール・注文履歴など、残っている根拠を集め、用途メモを添えて整理しましょう。※税務調査等に備え、第三者が見て内容を説明できる状態にしておくことが重要です。
Q.2月から始めても間に合う?
A.間に合う可能性はありますが、書類の再発行が必要だと詰みやすいです。1月中の棚卸しが安全です。
確定申告で大変なのは、作成画面の操作ではなく、支出整理と書類準備です。
筆者プロフィール マネーツリー編集部 2012年に日本で創業。金融データプラットフォーム「Moneytree LINK®︎」を基盤に、個人資産管理サービス「Moneytree®︎」、中小企業・個人事業主向け財務管理「Moneytree Business®︎」、与信審査ソリューション「Moneytree Verify®︎」を提供。AppleのBest of 2013、Best of 2014を2年連続受賞。現在、金融・会計業界の標準APIとして、最も信頼されるデータプラットフォームの構築を目指す。
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