導入事例
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保険

API連携で顧客の家計データ収集やライフプランの進捗管理をよりスムーズに

ソニー生命保険株式会社
共創戦略部プロジェクト推進室室長 嶋 宏紀 氏
2023
06
30
この事例で使用されている金融サービス:
銀行口座(個人)
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銀行口座(法人)
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住宅ローン
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証券口座
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クレジットカード
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電子マネー
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ポイントカード
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確定拠出年金
確定拠出年金

ソニー生命保険株式会社は、創業以来40年にわたりライフプランナー(営業社員)がお客さまのライフプランを作成し、最適な保険を提案・提供してきた。現在は約5,000名のライフプランナーが活躍している。

2022年にリリースしたライフプランナー向けのライフプラン分析ツール「GLiP」および顧客向けのアプリでは、金融データプラットフォーム「Moneytree LINK」を利用している。

以前よりデジタル活用を推進してきたソニー生命は、API連携を活用し新たな顧客体験やサービスを創造できたという。その取り組みについて、共創戦略部プロジェクト推進室室長の嶋 宏紀 氏に話を伺った。

導入背景:人生100年時代や多様なライフスタイルに対応するライフプランニングへと一新

弊社はライフプランニングに注力し、お客さまへのサービスのコアとしています。まだファイナンシャルプランニングが一般的ではなかった30年ほど前から、お客さまの人生をデジタルと人の力で数値的・視覚的に見えるようにし、住宅購入やお子さまの教育などに関する資金面の課題を特定。その対策として改善のアドバイスと生命保険を提供してきました。

このライフプランニングと保険提案のモデルは、デジタルの力を駆使しつつアップデートし続けており、2022年に大幅にリニューアルしました。具体的には、「トータルライフプランニング」として、新たなライフプランニングサービスをスタートしています。

これまでのライフプランニングは、主に「片働き、ファミリー、20~40代の住宅費や教育費・娯楽費がこれからかかる世代」というお客さまに対して、課題分析やご提案をおこなってきました。しかし、これからは「人生100年時代」「老後2000万円問題」、「インフレ(物価高)」そして以前に比べ多様なライフスタイルが存在する時代です。

そこで、従来のライフプランニングの考え方を刷新し、シニアやセカンドライフ、そして多様なお客さまのライフスタイルに今まで以上に対応できるサービスを提供すべきという課題感から、新たなライフプランナー向けライフプラン分析ツールおよびお客さま向けアプリ、そしてこれらのツールを活用した新商品を開発する運びとなりました。

Sony Life Insurance case study interview for Moneytree LINK 2023

導入経緯:顧客の家計情報を素早く取得するためマネーツリーとの連携を決断

従来、ライフプランナーとお客さまのやり取りは以下のような流れでした。

面談①:ご挨拶、ライフプランの作成をご提案&各種データ(料金明細や保険証券など)の収集を依頼

面談②:データを頂戴し、支出や収入などをヒアリングしながらツールに入力

面談③:ライフプランニング結果と改善策、必要に応じて生命保険のご提案

このなかで面談①から面談②までをスムーズにおこなえるようにしたいと考えました。

新たなツールの開発にあたって、重視したのは次の2点です。

上記の2点を達成するため、数年前より構想のあった「家計簿アプリとの連携」を実現することになりました。

実は、お客さまの間でも家計簿アプリが広まっている状況は、現場のライフプランナー一人ひとりが鮮明に感じていたことでした。「家計簿アプリの情報を連携して取り込めないのか。そうすることでお客さまもより楽になって、ライフプランもよりリアルになるのに」という意見を、全国のライフプランナー達からもらっていたのです。

家計簿アプリを提供する数社のなかで協業先を検討し、結果的に、利用者数が多く、金融機関との連携実績が優れているマネーツリーとの連携を決めました。

導入の効果1:お客さまとライフプランナー双方の時間削減

ベンダーと連携しながら開発を進め、誕生したのが新しいライフプランニングツール「GLiP」、およびお客さま向けのソニー生命 アプリです。これらのツールを駆使することで、大目的であった「お客さまの負荷を下げること」「ライフプランナーが面談前にお客さまのデータを入手・分析し、面談時により丁寧なご説明やご提案ができるようにすること」を実現できました。

具体的には、面談①の時点でお客さまにソニー生命 アプリをインストールいただき、都度データを入力しておいていただくことで、面談②の時点でプランニング結果をお見せできるようにしました。

この際、Moneytree LINKと連携していただけば、お客さまの負担を大きく減らしつつ、より細かく正確な家計情報をGLiP内に取り込むことができます。

実際に運用を始めてみて、お客さまからは「事前入力はいつでもどこでも場所を選ばずスマホ片手に気軽に入力することができる。途中での保存も可能なので空き時間で対応することができて便利」との声を頂戴しています。

またライフプランナーからは「お客さま情報をヒアリングする時間を削減でき、事前のヒアリング項目を踏まえた分析結果を最初から提示できるため、面談の時間が短縮される」「お客さまの手元に必要な情報がない場合、一時保存してから後で入力を進めるなど、デジタルならではの良さがある」といった声が上がっています。

導入の効果2:お客さまとの定期的な接点の構築

GLiPと従来のライフプランニングツールとの違いも簡単にご説明します。これまでは、お客さまにお見せするのは表やグラフが中心で、それらの読み解き方はライフプランナーが口頭での説明によりフォローしていました。

一方GLiPでは、情報をより端的に、より視覚的に分かりやすく表示できます。必要資産額や充足率をお客さまの目の前で変化させながらお見せすることもでき、お客さまと一緒に納得感を持ったプランニングが可能になりました。

そしてプランニングした内容をお客さまのソニー生命 アプリに連携し、その後はお客さま自身に、最新のライフプランの確認や、ライフプランが変化したときの入力をおこなっていただくことも可能です。状況に応じて、お客さまからライフプランナーにご連絡いただき、続きのコンサルティングを再びGLiPでおこなうといったサービスの流れを実現できました。

生命保険は、40年、50年と長い期間、お客さまとお付き合いをしていく商品です。私たちが目指している「トータルライフプランニングサービス」は、長い人生において、お客さまと弊社およびライフプランナーとのコミュニケーションを無理なく続けていけるものなのです。

導入効果3:金融API連携で、ライフプランの進捗管理を実現

Moneytree LINKを通じた金融データのAPI連携は、実際にGLiPを使用するライフプランナーたちから、非常に高い評価を得ています。私としても、現場の声を生かしてAPI連携を実現できたことは、大変喜ばしく思っています。

現在はMoneytree LINKの家計簿データのほかに「住宅価格」「旅行価格」「自動車価格」「株の銘柄、投資信託の価格」も、外部とAPI連携して情報を取得しています。提案時点の相場に合わせたデータの活用によって、シミュレーションの精度を高めることができました。

私たちの提供するライフプランニングは、計画・分析することから始まります。この部分はMoneytree LINKのAPI連携で得た金融データを使って精緻化できました。

ライフプランのヒアリング時に共有いただく資産情報だけでなく、お客さまがご登録された金融機関に保有する資産情報がAPI連携を通じてGLiPのアプリ上に更新されます。その結果、リアルな家計データを元にGLiPで計画を立てることができます。

また、Moneytree LINKを通じて得られるデータは経時的なものですので、最初のライフプランが期待どおりに進んでいるかどうか、という進捗管理も可能になりました。今まで進捗管理をおこなえる基盤は存在しませんでしたので、非常にありがたいです。

Moneytree LINKはじめ、API連携によるデータ活用のおかげで、今まで以上にライフプラン実現までの支援ができるようになっていくと感じています。

将来の展望:お客さまとの関係を強化

Moneytreeに多種多様な家計データを集めてもらい、API連携できるというのは、非常に重要な価値です。また「Moneytreeに蓄積したデータは、弊社のライフプランニングのようなサービスに活用できる」といったメリットを、マネーツリーとの協業でお客さまに対してアピールできれば、とも考えています。データの力をより多くの方に実感していただければと思います。

長期間にわたるライフプラン、ライフプランナーとお客さまとの関係性はソニー生命ならではの資産です。API連携を含むデジタルツールの活用で、この部分をさらに強化していきたいです。

ソニー生命保険株式会社
GLiP

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