導入事例
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投資

フィンテックとのコラボレーションで、新たなサービス創出を

トラノテック
代表取締役社長 ジャスティン バロック 氏
2019
05
30
この事例で使用されているAPI :
銀行口座(個人)
銀行口座(個人)
銀行口座(法人)
銀行口座(法人)
住宅ローン
住宅ローン
証券口座
証券口座
グラフ機能
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クレジットカード
クレジットカード
電子マネー
電子マネー
ポイントカード
ポイントカード
生命保険
生命保険
確定拠出年金
確定拠出年金

日々の買い物の「おつり」を自動的に投資  

トラノテック株式会社では、完全子会社のトラノテック投信投資顧問株式会社を通して、おつりを利用した少額投資サービス「トラノコ」を2017年より提供しています。「トラノコ」は毎日の買い物で発生する「おつり」を自動的にファンドの購入にまわし、ユーザーが意識することなく少額ずつコツコツと投資ができるサービスです。購入するファンドはリスク許容度に応じて3種類から選択するだけ。経験豊富なファンドマネージャーが作成したモデル・ポートフォリオに基づく効果的な資産運用が可能で、好調な運用実績をあげています。アプリ上で資産形成の見通しや投資実績を簡単に確認できるなど、投資初心者でも無理なく投資を始められるのが特長です。

この「トラノコ」の「おつりで投資」ではクレジットカードや電子マネーの買い物データをもとに、おつりに相当する額を計算し、一ヶ月間のおつりの合計額をユーザーの銀行口座から自動で引き落として投資にまわしています。「Moneytree LINK」は、この買い物データを取得する際に利用でき、ユーザーに「トラノコ」のサービスをより便利に使っていただくための、大切なパートナーです。

             

テクノロジーで投資の世界への新たな扉を開きたい

私たちは2016年に起業し、2017年から「トラノコ」のサービスを開始しました。創業時のコアメンバーのほとんどは金融出身で、私の前職の金融機関時代から共にビジネスアイディアを考えてきました。その中で注目したのが、人々が初めて投資の世界へ踏み出す時に感じるハードルの高さです。テクノロジーでこのハードルを下げることができれば、新しい市場を創出できると考え、起業に至りました。

日本人には投資に抵抗がある人も多いですが、もともとコツコツ貯金する文化は根付いています。あとはそれをどう投資に向けてもらうかが課題でした。そこで、日々の買い物で発生する数円単位のおつりを利用すれば、気軽に投資の世界に踏み出せるのではないかと考えたのです。サービスの一環として提供しているポイントを投資に利用できる「ポイントで投資」や航空マイルを投資に回せる「マイルで投資」も、気軽に投資を始めていただくための手段のひとつです。

「トラノコ」はおつりを1円から利用できるようにしたり、UI /UXを工夫し使いやすくしたりと、ユーザーの投資に対する心理的な障壁を低くすることを徹底的にこだわっています。このようにテクノロジーを使って入り口のハードルを低くし、実質的に一部の人に限られていた投資の世界を万人に開放することこそ、フィンテックのあるべき姿であり、醍醐味だと考えています。

蓋を開けてみると、「トラノコ」ローンチ以来、サービスを利用開始される方の実に60%以上が投資未経験の方々であり、当初の狙い通り、投資の世界への新たな扉を作り出せていると実感しています。それと同時に、1割以上が5年以上の投資経験を有する方で、投資経験者にとっても価値のあるサービスを提供できていると感じています。

TORANOTEC

フィンテックを活用すれば、様々な課題を解決できる

「トラノコ」ではおつりだけでなく、ポイントやマイルも投資にまわすことができます。日本には世界的に見てもとてもユニークな「ポイント文化」がありますが、ある調査によれば毎年一兆円から二兆円分ものポイントが発行されており、そのうちの一千億円分は使われないまま眠っているそうです。これほどの資産をそのままにしておく手はないと考え、ポイントの活用は起業当初から重要な戦略のひとつに据えていました。ユーザーにとっても、今まで上手く使えずにいたポイントやマイルを活用する手助けとなり、好評を博しています。

眠っていたポイントやマイルの活用はひとつのソリューションの例ですが、私たちフィンテック企業が解決できる問題は、世の中に数多く存在しています。

例えば、私は長らく金融業界で勤めていたので、金融機関が直面する課題の中にもフィンテックで解決できるものがあると感じています。「金融機関 vs.フィンテック」と考えるのではなく、互いに手を取り合って協業することで、お客様により良いサービスを提供できるようになるはず。その思いで、みずほ銀行をはじめ、中国銀行、ドコモ口座、および大垣共立銀行と金融機関とのコラボレーションを行ってきました。今後も様々な金融機関との連携を進め、金融業界の健全な発展に貢献していきたいと思います。

             

他企業とのコラボレーションが肝

リテール領域は日々の生活に直結しており、「トラノコ」は金融サービスにとどまらない「ライフスタイルサービス」としての可能性も秘めています。そのため、私たちは様々な経済圏のパートナーとのコラボレーションを重視しています。例としては、ANAやnanako、dポイント、ニチガスと提携し月々のガス料金を割引できたりするようなサービスをパートナー企業と共に展開しています。ローンチ以来、様々なサービスと連携してきましたが、パートナー企業からもおおいに歓迎されており、このようなコラボレーションが求められていることを肌で感じています。

パートナー企業とのコラボレーションはAPI連携によって実現していますが、「トラノコ」のシステムは開発当初から、他のサービスと上手くAPI連携しコラボレーションできるように設計しています。またビジネスモデル自体も様々な企業とのコラボレーションを前提としてデザインしています。私たちは、コラボレーションを「トラノコ」の機能の一つに位置づけているのです。

お互いのユーザーの利益向上を第一に考えた上でAPIを連携し、他社のサービスも活用するAPIエコノミーの構築こそが、フィンテックの核心と言えます。これからも様々な企業と良いコラボレーションを実現し、ユーザーにより良い「ライフスタイルサービス」を提供していければと思います。 

TORANOTEC

マネーツリーと共に、新たな金融サービスを

マネーツリーとも良いコラボレーションができていると感じています。「トラノコ」も家計簿アプリ「Moneytree」も、今まで資産管理をしていなかった層をターゲットとしており、親和性は非常に高いです。家計簿アプリ「Moneytree」を使って自分の消費や資産を把握したユーザーは、次のステップとして投資を考えるようにもなるでしょう。マネーツリーとは更なる協業を実現し、共に新しい金融サービスを作り上げていければと考えています。

また、マネーツリーが掲げる「データポータビリティ」の考え方にも賛同しています。大切な顧客データを、顧客の同意を得た上で透明性を持って・正しく・顧客主導で活用できれば、それは金融業界にとって大きなプラスになります。「データポータビリティ」が進むことは、私たちが目指す「投資が人びとの日々の生活の一部になる」という世界の実現を大いに後押しするものだと思います。今後、ますます企業間のコラボレーションが進み、「データポータビリティ」が実現していくものと感じています。いずれ私たちのサービスと、私たちと同じように「Moneytree LINK」を導入している他の金融機関や企業との、三社間でのコラボレーションができることを期待しています。それにより「データポータビリティ」の実現にまた一歩近くことになるでしょう。マネーツリーと共に更なるコラボレーションを進めていくことを楽しみにしています。

TORANOTECH

「すべての人を投資家に」
TORANOTEC株式会社は、高度なテクノロジーを駆使し、資産運用子会社のサービスを通して「消費から投資へ」を実現することで、投資が誰にとっても身近なものである世界を目指しています。すべての人が明るい未来に向けて資産形成できること、それが私たちの願いです。              

トラノテック株式会社
おつりで投資トラノコ

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