今年の5月に新しい外観と様々な機能を追加したLINK Kitをリリースしました。
5月時点では先行してWeb版をリリースしましたが、今回のリリースによりモバイル版の開発環境(以下SDK)も提供されます。これにより、ネイティブアプリで実装を必要とされているお客さまもこのバージョンよりご利用可能です。
さらに、今回のバージョンの提供によってWeb、モバイルともに、パスワードを必要としない新しいオンボーディング機能であるファストオンボーディングが追加されました。
これにより、利用者がMoneytree IDを新規作成、利用する際の負担が軽減され、よりクライアントアプリとの親和性を高めることを実現しています。
早速、この新機能であるファストオンボーディング機能についてご説明します。
今回提供されるファストオンボーディングは、これまで利用者に負担をもたらしていた2つの課題を大きく解決しています。
まず一つ目の課題は、クライアントアプリにLINK Kitが提供された場合、新規登録の際には、クライアントアプリで作られるアカウントと金融サービス連携のために必要なMoneytree IDはそれぞれ別物として作成の必要がありました。
そして二つ目の課題は、利用者が作成したアカウントのパスワードを忘れてしまい、再ログインが困難になってしまうことです。サービス提供者側としては、利用者の離脱につながる悩ましい問題と捉えられているでしょう。
これまでの流れを簡単に図で説明すると、下記のような流れになります。
これに対して、今回のファストオンボーディングは、ワンタップサインアップとパスワードレスログインという方法で課題を大きく解決しています。
①ワンタップサインアップ
クライアントサービスに予め登録されているメールアドレスを使用し、ワンタップでMoneytree IDの作成及びクライアントサービスへのデータ連携を可能
②パスワードレスログイン
パスワードを入力することなく速やかなサービスの利用が可能
新しいプロセスを同様に図で説明すると、下記のような流れになります。
上記のプロセスが提供されることにより、サービス提供者にとって悩ましかった大きな2つの課題を解決しています。
繰り返しますが、今回から提供されるLINK KitのSDKに上記の機能が搭載されることによって、今まで以上にサービス提供者側は利用者に対して一気通貫でサービス提供をできるようになりました。
既にMoneytree LINKを導入されている金融機関の方々はもちろんのこと、2021年から始まる金融サービス仲介業に参入を考えている企業の方は、まず顧客の資産情報を十分に把握できないことには秀逸なサービス提供は難しいと思われます。ぜひ既存の自社サービスに追加する形でご検討いただきたいと思います。
詳しくは、こちらよりコンサルタントがオンラインで対応いたします。
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